ギタリストなら数年周期で悶々と繰り返すのではないかという議題。
ギターは「テクニック」なのか?
それとも「音」なのか??
・・・え?
両方・・・?
テクニックで機材はカバーできる
僕は一時期「ギターはテクニックだろ!」と信じていた時期がありました。
高額なギターやアンプ、エフェクターなんかを買い漁る前に、生音でもいいからめちゃくちゃに練習するべきだ!!って。
そう思わせてくれたのはとあるプロのギタリストの方でした。
僕が持っていたギターをその方が「ちょっと触らせてね」つってペロペロ弾いた時、衝撃を受けてしまったのです。
その時僕が持っていたギターって、1年以上も弦を交換してなくてサビサビで、しかも定価2万円しないような安ギターだったんですよ。
それなのに、ものすごい綺麗な音を出してたんですよね。
ギターも「えっ・・・あたい、こんな音出せるん・・・?」って顔してたっけ、、、
おかげで「ギターの材やらコンディションよりなにより、やっぱり腕を磨かなくてはダメなんだ」と考えるようになったのであります。
出音良ければすべて良し
一方、音楽をやっている人の中には「出音こそすべて!」という意見の人もいますよね。
もちろん練習しなくていい、ヘタクソでいい、そういうつもりではないんだと思いますが、出音さえ良ければ最悪テクニックすらカバーできてしまう、と。
これねえ・・・なんかすごくよくわかるんですよ。
うまく言い表わせないんだけれど、いい音っていうのはズゴーンと心臓を貫く感じがあるというか。
逆にいうとすんごいテクニックの持ち主だったとしても、出音がウンコだったら宝の持ち腐れになっちゃうわけですよね。
指が動くことに自分で酔いしれるだけならかまわないけど、その先で音を聴いている人がいるのなら「出音」はマジで大切なんじゃないかと。
なので「ヘタクソが高額な機材を買う」みたいなのは全然悪いことじゃないんですね!
逆にいい音に触れて慣れている方が練習にも身が入りますしおすし。
※もちろん、安い機材や品質が悪い機材で最高の音を出せるように模索するのも楽しいわけですが!!!
それだけじゃない
ただねー、音楽って本当に難しいもんで。
テクニックが超絶すごくても、音がめちゃくちゃに良くても、響かないヤツっていうのは全然響かないもんなんですよね。
なんなのあれ?
ロボットが演奏してるわけじゃなくて、人間がやっているっていうところでの一番熱い部分・・・。
やっぱ「魂(ソウル)」とか、そういうアレなんですかねえ。
なんて言ったらいいんだろうなぁ。
グルーヴ感とかノリとか、そういうところに通ずる何か・・・みたいな。(語彙力)
「ギターで良い音を出したい」と思う人にもいろいろな理由があると思いますが、もし目的が「他者の心に響かせること」なのであれば、そういう「もう一歩踏み込んだところ」みたいなのが非常に大切なんだろうなと、おもうわけであります。
おわりに
こんな話を書いてて思い出したのですが・・・その昔、バンドをやってたときに友達の先輩バンドさんを紹介してもらって、その方のステージを何度か見にいったんですよ。
その先輩さんたち、演奏も上手だし、ステージアクションもすごかったんです。踊りながらギター弾いてたりして。
MCでもすっごい盛り上がってたしw
なのに、なーんかいまいち魅力がなかったというか・・・。
※あ、もちろん僕ら後輩組はもっともっと魅力ない感じのステージをやってましたけどもw
(あくまでイチお客さんとしての意見として許してつかぁさい)
結局その人たちはずっと売れないままくすぶってて・・・。
音楽で成功するっていうのは並大抵のことじゃないんだろうなと思いました。
あれかなぁ・・・
気になる点があるとすれば、ビジュアル(ルックス)とか、バンドのテーマ性とか・・・そういったところに強み?ストラテジーみたいなのがなかったのかもなぁ。
ま、ま!
そういうのは抜きにしても、とりあえずいい音は出したいですよねw
何故かはわからんけど。