賛否分かれるエピフォンのヘッド形状。
2020年から新しい形状に変更になったのをご存知でしょうか!?
そこで今日はエピフォンのヘッド形状について調べてみました。
Knuckle Head(従来のヘッド)はこちら
これが従来の・・・というか、エピフォン定番のヘッド形状であるナックルヘッドです。
90年代後半からの中国・韓国製エピフォンのギターに採用され、多くの若年ギタリストを悩ませてきました。
・・・というのも、日本では「チンコヘッド」などという不名誉なニックネームを付けられていたんですよね。
ていうかチンコヘッドて!!
君のちんこ、こんな形してるんかい!!!
ダメですよ、間違った知識を与えてしまっては。
女子中学生なんか「えっ、、ちん・・・えっ!?」ってなっちゃうよ。
(女子高生になればもう100%がその正しい形状を知ってますからね)
個人的には、何かと比較することなくこのヘッド形状を見れば普通にカッコいいと思うんですが・・・
(ナックルが表す通り、先端が”ゲンコツ”のように見えますね)
まぁ、結局の所「憧れのGibsonと形が違う」とか「中韓製ギターの証」みたいな「本物じゃない」っていう先入観から敬遠されてしまうのでしょう。
結果、「どうにかツノを足してGibsonみたいなヘッドにしたい」と悩むユーザーを増やすことになったわけです。
Kalamazoo Head(新型ヘッド)はこんなん
一方2020年から新登場したカラマズーヘッドがこちら。
なるほど・・・!
これは面白いですね~。
エピフォンの代表機種であるカジノのヘッド形状と、ギブソンのオープンブックを足して2で割ったような感じ?
ただ結果的に、よりチンコ感が強まったとも言えなくもないですが・・・。
ちなみにカラマズーっていうのはもともとギブソンの工場が80年代まであった場所の名前です。
その時代のエピフォン(箱ギター)はギブソンと同じ生産ラインだったわけですよ。
なんとなく、「カラマズー工場でEpiphoneブランドのGibson廉価ギターが生まれていたら・・・?」みたいな仮想のヘッド形状がこんな感じなのかな〜!?とか考えさせられました。
カジノのヘッドこそチンコなのでは・・・
エピフォンの中でも比較的堂々と持てるギターの一つに「CASINO」があります。
ギブソンのES-330をベースにしたフルアコですね。
そのカジノのヘッド形状がこれ↑なのですが・・・個人的にはこれこそ非常に卑猥な形状に見えるんですよ。
もしかしたらその昔、これを見て「エピフォンのチンコヘッド」って言った人がいて。
その言葉だけを聞いた人がナックルヘッドのことをチンコヘッドと間違って(?)呼び始めたのがその由来だったりしませんでしょうか。
(というか、名付け親は誰やねん)
Open Book Headの是非
ところで、1990年代に発売されていたMade in JapanのEpiphoneには、ギブソンのオープンブックヘッド(通称ギブソンヘッド)のものが存在しています。
最近のTak Matsumotoモデルとかにも使われているのかな?
中には「ヘッド形状でギターを選ぶ」という人もいるほどなので、こうしておけばGibsonが好きな人にも引っかかる!という戦略でしたかね。
(それか日本のメーカーが勝手にやっちゃったか?)
ただ最近は「Gibsonのヘッドが欲しいヤツはGibsonを買えばいいじゃん」っていう風潮もあって、あえてEpiphoneでGibsonヘッドにする意味はあるのか??というところを考えさせられます。
※EpiphoneなのにGibsonヘッド・・・ってところにロックを感じてしまったのなら仕方なし!
おわりに
というわけで、エピフォンのヘッド形状あれこれでした。
まぁ、どうしても中韓エピフォンはギター本体のクオリティがUSギブソン産には劣りますし、同じブランドから出ているという意味でも「廉価モデル」という印象が強く、結果として「オリジナリティが仇になってしまう」というのも致し方ないのかもしれません。
それでもなるべくなら「ギブソンヘッド化」はしないに越したことはないと思うんですよね。
だってさぁ・・・そんなことしたって、絶対にそのうち本物が欲しくなるんだから。