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好きです、GIBSON Les Paul Studio!歴史と仕様まとめ

投稿日:20/05/2021 更新日:

GIBSONといえばレスポール。
レスポールと言えば、スタンダード。

これはもうギタリストにとって「エジソンは偉い人」レベルの常識というか・・・共通の認識だと思います。

・・・がっ!!

僕はいろいろ思うところがあって、レスポール・スタジオを購入しました。

もともとはあんまり好きじゃなかったレスポール・スタジオでも、使っているうちにめちゃくちゃ可愛くなってきちゃって。。。
今ではスタジオ推しの僕です。

スタジオ・・・めっちゃ可愛いヤツなんですよ。

というわけで、そんな想いを形にすべく、、、スタジオの歴史や仕様などについてまとめました。

GIBSON Les Paul Studioとは!?

レスポールスタジオは1983年に、スタンダードの下位モデルとして誕生します。

スタンダードの歴史が1958年のサンバーストからスタートしたのだと考えると、25年後輩ってことになりますね。

当時のカタログには以下のような文章が掲載されていました。

For the player who understands the value of greatness, even when economy is important, Gibson introduces the Les Paul Studio Series – guitars crafted to meet the same performance standards as the legendary Les Paul model, at a remarkably affordable price.
With a sharp eye for costs, Gibson has designed this new series to reflect a proud heritage.

If you thought you couldn’t afford an American classic, Gibson will change your mind.
See, feel and hear for yourself the quality of a Les Paul Studio guitar, at your nearest authorized Gibson dealer.

つまり「お金ないヤツにもギブソンのレスポールを!」ってことですな。

一応売り文句としては「スタジオミュージシャン向けに、派手な外装を省略してコストダウンしたレスポールモデル」というものだったみたいです。
ステージに立つのでなければ見た目なんて気にしないよね?みたいな。

そこで、レスポールスタンダードから「ヘッドインレイ」「指板インレイ」「ネックバインディング」を取り払ったもの・・・というスペックで誕生したのでした。

デビュー当時のスペック

デビュー当時のレスポール・スタジオの特徴的なスペックは以下。

  • アルダーボディ(バインディングなし)
  • メイプルネック
  • ローズウッド指板(バインディングなし、ドットインレイ)
  • PAFハムバッカー
  • 黒いスピードノブ
  • ちょっと薄いボディ

ヘッドインレイは印刷に変更され、トラスロッドカバーには「Studio」の文字が入っていました。

価格は当時STANDARDが$999だったのに対し、$300ほど安い$699だったそうです。
※Vibrolaシステム(Bigsbyみたいなトレモロユニット)を追加することが可能で、+$79~ぐらいだった模様。

StudioとStandardは同じなのか?

さて、レスポールが欲しいギタリストなら誰でも気になるのが「StudioとStandardは同じなのか?」というところだと思います。

ギブソンが「スタンダードが買えない人にもチャンスを・・・」「スタジオミュージシャンに向けて・・・」「派手な外装を省略してコストダウンしたレスポール」として作ったモデルなのであれば、少なくとも装飾部分以外は同じであるはず・・・!

・・・その答えは「否!!」でした。

というのも、まずそもそもボディの材が違いますのでね、、、
通常レスポールスタンダードにはマホガニーが使われる部分に、アルダーが使われてデビューしているわけですから。

※ただし、1986年以降はStudioもマホボディになっています。

さらにいうと当時モデルはボディの厚みも違ったそうです。

なので、StudioとStandardは「装飾のあるなし」だけでは語れないアイテムなのでしょう。

た!だ!!!

ただ、ですよ。
レスポールスタンダードだって、その年代によって仕様があれこれ変わっているわけで。
同じマホボディでもチェンバード(チャンバード?穴あき)だったりするわけですしおすし。

ピックアップだって「PAF」とひとくくりにしてる感があるけど、490R使ったりバーストバッカーつかったり、’57 Classic使ったり・・・って変遷してるわけでしょ。

そう思うと、StudioとStandardを「装飾のあるなし」で語ることはナンセンスというか・・・そもそも「基準となるStandard」が存在しない、というのが正しいんだろうなと。
(バーストを基準とするのなら・・・そもそもスタンダードだって「同じではない」のだ!)

それでもまぁ、ギブソンが「お金ない人にも本物のレスポールを!」というコンセプトで開発してくれたわけですから、「同じものではないけど、同じようなもの」とみなしていいんじゃないでしょうか。

Les Paul CustomでもLes Paul Standardでもないけど、Les Paul SGでもLes Paul Jr.でもない。
ましてやEphiphoneでもOrvilleでもない、「Gibson Les Paul Model」なんだと思います。

Les Paul Studioのシリアル

レスポールスタジオは割と最近誕生したギターなので、どれもヘッド裏のシリアルは8桁の「YDDDYNNN」になっているはずです。
(2015年以降は9桁だったかな・・・)

たとえば927293xxという数字だったら、99年製、272日(9月29日)、3xx番目・・・という感じ。

ただし94年生のモノのみ、シリアルが94xxxxxxと94スタートになっているので注意。
※94xx2xxxというシリアルのギターが92年製として売られているのを見かけましたが、これだと「92年の4xx日に製造」ってことになっちゃっておかしいのでね。

Les Paul Studioの歴史と仕様

以下、僕が調べた限りのレスポール・スタジオの歴史と仕様です。
たぶん掘れば掘っただけ出てきそうな気がするので・・・後日追記していくスタイルで完成を目指していこうかなと思ってます。

※手持ちのカタログおよびこちらのサイトを参考にさせて頂きました。
[参考]ギブソン ギターカタログ 1987 | 楽器カタログの世界
[参考]Gibson Catalog | Guitar Compare

かんたん検索(逆引き)

ちょっと年表が冗長になってしまったので・・・簡単に仕様から逆引きできるようにまとめました。

  • アルダーボディ→1983~1985年
  • メイプルネック→1983~1986年?、1989年、1992年、2014年
  • オールマホ→1987年、2003年(Vintage Mahoganyのみ)
  • エボニー指板→1992~1994年、2004~2007年(一部)
  • グラナディロ指板→2012~2013年?
  • ドットインレイ→1983~1991年、1998年
  • バインディングあり→初期Studio Standard、2018年以降

※ちなみにこのページでの「〇〇年」は「モデルイヤー」であり、製造年とは異なる可能性があるので注意。

Gibsonギターの製造年とモデルイヤーについての考察

↑こちらも参考のこと。

1983年

ボディ アルダー
ネック メイプル
指板 ローズウッド
インレイ ドット
バインディング 無し
ピックアップ PAFハムバッキング

レスポールスタジオ誕生。
カラーはエボニー(ブラック)、アルパインホワイト、ワインレッドの3展開があったようです。

上級仕様の「Studio Standard(-1987年)」「Studio Custom(-1985年)」が存在し、それぞれ$799、$879とちょっとお高いグレードになっていました。(それでもスタンダードよりは安い)

ちなみにStudio Standardはクリームカラーのバインディングがトップおよび指板に。
Studio Customは白と黒のバインディングがボディに、白いバインディングが指板に、パーツがゴールドで仕上げられていたそうです。

いずれも1983年のカタログに掲載がなかったので、83年後半に(84年モデルとして?)ラインナップされた可能性あり。

1984年

ボディカラーにブルーが追加された?(確証なし)

こちらの動画では1983年製とされていますので、83年製84年モデルですでにブルーが存在していたのかもしれません。

1986年

ボディ材をアルダーから「メープルトップ+マホガニーバック」に変更。

1987年

Gibsonのカタログより

ボディ オールマホガニー
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ ドット
バインディング 無し
ピックアップ 1959リイシュー ハムバッキング

この年のスタジオはオールマホ(マホトップ、マホバック)仕様になっていたようです。
マホガニーは南米産のものが使われていた模様。

ボディカラーはエボニー、ワインレッド、アルパインホワイトの3種。
(スタジオ・スタンダードの方はフェラーリレッド、チェリーサンバースト、ヴィンテージサンバーストの3種がありました。)

また、同カタログにはスタジオ・スタンダードのスペックも掲載されており、バインディングの有無とカラーリング以外は同じだったみたいです。

1989年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック メイプル
指板 ローズウッド
インレイ ドット
バインディング 無し
ピックアップ R-4 / R-8

この年のスタジオはボディがメイプルトップ・マホバックになっていました。

ネックもメイプルになっていますね。

ネック、指板、インレイなど装飾類以外は同年のスタンダードと同じ仕様だったようです。

1991年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ ドット
バインディング 無し
ピックアップ R-4 / L-8

ボディは89年モデルと同様、ネックはマホガニーに戻ってますね。

カラーはエボニー、ワインレッド、TVイエローの3色。
なにげにTVイエローのスタジオって珍しいですよね。これがこの年の特徴かも。

「オプションでエボニー、アルパインホワイト、ワインレッドにゴールドパーツを設定できる」ようなことも書いてあったので、ホワイトカラーも設定されていた可能性があります。

レスポール・スタジオ・ライト(Studio Lite)の登場

ちなみに1991年のカタログからレスポール・スタジオ・ライトも掲載されていました。

その名の通り、軽くて薄いレスポール・スタジオだったみたいです。

ただし、ピックアップもシングルサイズのハムバッキングだったり、コントロールが1V1Tになっていたり、ピックガードが付属しなかったり・・・と、「スタジオ」を名乗っていても見た目から全然違うアイテムと言えそうですね。

※なぜかスタジオ・ライトのヘッドのGibsonインレイは印刷ではなくパーロイドが使われた豪華な仕様だった模様。

1992年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック メイプル
指板 エボニー
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

1992年モデルからレスポール・スタジオは指板がエボニーになったり、インレイがパールディッシュ(トラペゾイド)になったり・・・ちょっとだけ上級仕様になっています。
これが「90年代のスタジオはエボニー指板がー」と言われる時期のものですね。

おそらく1992年後半から1994年前半まで、92年モデルおよび93年モデルがエボニー指板なんだと思われます。
そのため、1992年前半および1994年後半のスタジオはローズウッド指板のものが存在している模様。

ペグはクルーソンタイプのもの(Gibson刻印入り)が使われていました。

カラーリングはワインレッド、エボニー、アルパインホワイトを確認しています。

1993年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー(1P)
指板 エボニー
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

1993年のカタログではネックのマホが「1ピース」であることが強調されていました。
あとはネックシェイプが1959仕様みたいです。

カラーリングはエボニー、ワインレッド、アルパインホワイトで、ホワイトのみハードウェアがゴールド固定となっていました。

1994年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 エボニー
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

1994年はギブソン生誕100周年である関係上、シリアルナンバーが94スタートになっています。
・・・が、スタジオには頑なにバインディング無し、ヘッドインレイもゴールドの印刷のまま。

カラーリングも相変わらずの3色(エボニー、ワインレッド、アルパインホワイト)。
ワインレッドのみクロームまたはゴールドのパーツが設定され、ホワイトはゴールドパーツオンリーだった模様。

94年モデルまでが貴重なエボニー指板のスタジオということになるのですが、前述したとおりシリアルナンバーが後半のモデルでローズウッドのものも見かけているので「94年製なのでエボニー指板」みたいなのは鵜呑みにしないべきだと思います。

Liteが近づいてきた

この年からスタジオライトの仕様が「2V2T」および「496R /500Tピックアップ」へ変更となり、スタジオとの差異があまりなくなっていました。
トラスロッドカバーに「Studio」と入っていない、ピックアップがオープンタイプ(カバー無し)などの違いがあったようです。

スタジオライトのカラーはトランスルーセントブラック、ヘリテイジチェリーサンバースト、ヴィンテージサンバーストの3色。

※ちなみに、Liteもエボニー指板が採用されていたみたいです。スタンダードでさえローズウッドだったのに・・・!

1995年

Gibsonのカタログより

詳しいスペックはまだ追えていませんが、1995年モデルより指板がローズウッドに降格()しています。

※Liteはエボニーのまま・・・!(追い抜かれた)

1996年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

一般的なレスポールといった構成の96年モデル。
何気にこの年のLPスタンダードと比べても、カラーリングとバインディング以外は同じ構成となっています。

※カラーリングはいつもの3色。

一方、Liteの方は依然エボニー指板ということもあり、クロマイト(バルサ材)入り、セラミックピックアップという仕様ながら価格が3~400ドル近く高額になってます。

Gibsonのカタログより

また、1996年(の、おそらく後半)からはジェムストーン(宝石)カラーをまとった「GEMシリーズ」が展開された模様。
(ただし96年のカタログ掲載無し。↑の写真は97-98カタログより)

GEMシリーズはトラディッショナルなP90搭載のレスポールに、トパーズ、ルビーレッド、サファイアブルー、アメジストパープルといったカラーリングが用意されていました。
※97年モデルよりエメラルドグリーン追加

1997年

Gibsonのカタログより

97~98年と書かれたカタログには前年と同じ仕様のスタジオが掲載されていました。

この年からはレスポール・ダブルカッタウェイ・スタジオ(-1999まで)も登場しています。
Tak Matsumoto仕様みたいな、ダブルカッタウェイのスタジオです。

フレットも24フレットまであり、ハイポジションでのプレイアビリティに優れてそうなモデルでした。

ただし、1V1Tだったり、チューン・O・マチックブリッジがなかったり・・・見た目的にはレスポールモデルっぽさは薄かったかも。

1998年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ ドット
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

1998年のレスポール・スタジオは「Les Paul Studio 98」という名前で売り出されていたようです。

指板のインレイが原点回帰のドットに戻ったほか、チューナーがロトマチック(グローバー製)ペグになっているなどの違いがあります。

また、カラーリングにエボニー、エメラルドグリーン、ルビー、アメジストが採用されており、GEMシリーズのカラーを引き継いでいることがわかりますね。
・・・塗料余ったんかなw

僕の手持ちのスタジオが1999年製で、これと全く同じ仕様のルビーカラーのものなので、98年後半~99年前半までのモデルが「Les Paul Studio 98」であったのではないかと思われます。

1999年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック 不明
指板 ローズウッド
インレイ 3/4スケールトラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

1999年のスタジオ(Les Paul Studio 99)は基本的には前年と同じながら、指板インレイがまたトラぺゾイドに変更になっています。
しかも3/4スケールのちょっと小さめトラぺなのが特徴的ですね。

カラーリングはエボニー、エメラルド、ルビーの3色。
前年のアメジストカラーは塗料が切れた模様w

ちなみに1999年のカタログには日本の山野楽器限定で作られたという「YLD Les Paul Studio」(YLD = Yamano Limited Edition)なるものも掲載されていました。

YLDはチューナーペグがクルーソン風、ネックシェイプが59ラウンド、ハードウェアがクロームのみ、インレイが正規サイズ、カラーがエボニーとワインレッドのみ・・・といった違いがあったようです。
(価格はYLDが4,000円ほど高かったそう)

2000年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

前年のYLD Studioがリファインされて、そのまま正規のレスポールスタジオになったそうです。
そのためインレイは通常サイズのトラぺ、ボディカラーはワインレッドとエボニーのみ。

また、前年カタログでは明記されていなかったネック素材も「マホガニー」と記載されていました。
(ただし、ソースは失念しましたがメイプルネック+ドットインレイの個体もあるとかないとか、、、)

ちなみに2000年製造のスタジオで「エメラルド」や「ルビー」が売られていることがありますが、これは「2000年に製造されたLes Paul Studio 99」であり、2000年モデルではないものと思われます。

Les Paul Jr. Special Plusが近づいてきた・・・

この年のカタログにはLes Paul Jr.の派生形として、Special Plusなるギターが掲載されていました。

Jr.やらSpecialやらっていうとP90が乗ってるイメージなんですが、Special Plusはハムが2発。(490R / 498T)
でもってドットインレイだったりして、なんとなくスタジオとジュニアの中間みたいな印象があります。

・・・これが後のLPJに繋がるのかな??

2001年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

2001年モデルは2000年モデルをそのままに、カラーリングだけ増えた感じ。

YLD時代から続くエボニー、ワインレッドに加え、ピューター(白?グレー?)、ブルー・ティール・フリップフロップカラーの2色が追加されました。

また、この年にはAAメイプルトップを使った「Studio Plus」なるアイテムや、ブラックサテンボディ+エボニー指板にクレセントムーン&スターが12フレット目に入った「Studio Gothic(Les-Paul Gothic)」なども設定されています。

2002年

詳細はわかりませんでしたが、2002年~2005年ぐらいまで、Les Paul VooDooという禍々しいスタジオが設定されていました。

暗いサテンフィニッシュボディに赤いインレイなどが特徴的だったようです。

2003年

2003年のスタジオにはオールメタリックカラーの「Platinum」カラーが追加されました。

あとは後の「LPJ」「Faded」に通じる「Les Paul Studio Vintage Mahogany」というアイテムも登場しています。

オールマホ×バーストバッカープロというモデルで、サテン仕上げのブラウン(またはチェリー)カラーという激渋なスタジオですよ・・・欲しいなぁ!

※Vintage Mahoganyは2007年まで続きました。

また、「Les Paul Swamp Ash」という、スタジオベースのアイテムが発売されます。

スワンプアッシュはホワイトアッシュの亜種(アッシュだけに)で、軽い木材だそうです。
ネックはマホ。

2003年に出たアイテムはエボニー指板でポジションインレイ無し、というちょっと尖った仕様だったみたいですが、後年ではローズウッド指板+ドットインレイという仕様のものも出ている模様。

※Swamp Ashシリーズは2011年まで続いたようです。

2004年

Gibsonのカタログより

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッドまたはエボニー
インレイ トラぺゾイドまたは無し
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

2004年のスタジオにはアルパインホワイト、クラシックホワイト、ブルーティール、エボニー、ファイアバースト、ワインレッド、プラチナ(Platinum)の7色が用意されていました。
(もしかしたら2003年から継続だったかもしれませんが・・・手元に資料がないのでわからず)

うち、アルパインホワイトとプラチナのみエボニー指板、プラチナのみインレイ無し+ロトマチックペグという仕様になっています。

2007年

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 エボニー
(またはローズウッド)
インレイ トラぺゾイド
バインディング ネックのみ
(または無し)
ピックアップ 490R / 498T

Gibson Robot Les Paul Studioが登場。
オートチューニング機能を搭載したレスポールです。

これ、当時欲しかったなぁ・・・。
ただ、中古市場を見ていると「チューニング機能が壊れてます」みたいなヤツも多かった印象。

カラーリングにはシルバーバーストやマンハッタン・ミッドナイトなどが設定されていました。

2009年

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

2007年まで続いたVintage Mahoganyモデルが「Les Paul Studio Faded(フェイデッド)」という名前に変わって登場。

2012年

詳細はわかりませんが、メイプルトップ+マホバック、60sスリムマホネックで指板が「Granadillo(グラナディロ)」というローズウッド代替品になっていたそうです。

ピックアップはコイルタップ付きの490R/498T。

カラーは8色(!)もあった模様。

2013年

写真はイシバシ楽器より

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
(モダンウェイトリリーフ)
ネック マホガニー(’60sスリム)
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T
プッシュプル・コイルタップ

2013年のスタジオは指板がローズウッドに戻っているようですが・・・写真を見る限りだと色が明るすぎるので、例のグラナディロかもしれません。

カラーは5色。
ゴールドトップモデルが嬉しいですね。

ちなみに2013年にはLes Paul Studio Faded進化して、さらに高コスパになった「LPJ」が登場しています。

USメイドの正当なGibson Les Paulモデルでありながら、新品での実売価格が6万円を切っていたそう。

その価格のイメージが先行してか、レスポールモデルとしての評価は低め・・・なのですが!
黒いカバーがしてあるとはいえ490R / 498Tを積んでるわけですし、正真正銘のGibsonギターなので・・・下手な偽ポールを買うぐらいならこっちを買った方がGibsonサウンドを得られるんじゃないかなと思ってます。(触ったことないからわからんし・・・触ってもわからんかもだけどw)

フレットの処理なんかが甘いという噂もありますね。

ちなみに「LPJ」という名前から「レスポール・ジュニアです」といって売り出されていることが稀にあります。
個人的には「ジュニアよいうよりはスタジオの系譜」だと思っていたのですが、2000年のカタログに掲載されていたLes Paul Jr. Special Plusが育った形・・・と思うと納得。

2014年

写真はイシバシ楽器より

ボディ フィギュアドAメイプルトップ
マホガニーバック
(モダンウェイトリリーフ)
ネック メイプル(’60sスリム)
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 490T

ギブソン生誕120周年となる2014年モデルは12フレット目のインレイに「120th ANNIVERSARY」と刻まれた特別なレスポールになってます。

カラーリングはデザートバースト、エボニー、ワインレッド、ハニーバースト、ブリリアントレッドバースト、マンハッタンミッドナイトの6色。

一時期このマンハッタンミッドナイトスタジオが欲しすぎて探しまくりました、、、(今でも欲しい・・・!)

2015年

写真はイシバシ楽器より

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
モダンウェイトリリーフ
ネック マホガニー(スリム)
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ ’57クラシック / ’57クラシック+
プッシュプル・コイルタップ

2015年のスタジオはついに’57クラシックピックアップが搭載されることになりました。

どことなく「スタジオって元気なヤツ!」ってイメージがあったのは490R/498Tのおかげだったと思うんですが、ここらで一発ヴィンテージっぽさをお見舞いしてやろう!という感じでしょうかw
それでいてモダンウェイトリリーフだったり、ロボットチューナーがついてたりっていうハイブリッドな仕様になってます。イイ!

カラーリングはデザートバースト、マンハッタンミッドナイト、ワインレッドの3色。

ちなみに2015年はレスター・ウィリアム・ポルスファス氏の生誕100周年ということで、ヘッドの「Les Paul MODEL」の金文字(シルクスクリーンロゴ)が手書き風で「Les Paul 100」となっているところが特徴だったりします。

2016年

写真はイシバシ楽器より

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
モダンウェイトリリーフ
ネック マホガニー(スリム)
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング 無し
ピックアップ 490R / 498T

2016年からスタジオはさらなる進化を遂げます。

それまで実売価格10万円を切っていたLes Paul Studioが、なんとメーカー小売り219,000円+税という価格に。(実売17万円ぐらい)
その代替品とでもいうべきエントリーアイテムに、ハム一基のLes Paul CM、サテンフィニッシュのLes Paul Studio Faded、’50sおよび’60sをイメージしたTributeがラインナップされました。

※同時にトラディッショナルが30万円台に、スタンダードが40万円台になってます。

ちなみにFadedはピックアップにバーストバッカープロを搭載していながら実売10万円以下だったそうで・・・当時ギターを買いに行った人は悩んだことでしょう、、、

2017年

写真はイシバシ楽器より

2017年も、Faded、Tribute、Studioがエントリークラスのアイテムとして存在していました。

スタジオのカラーはブラックチェリーバースト、ワインレッド、エボニーの3色。

ちなみに価格帯はFadedが11万、Tributeが12万、Studioが20万で・・・その上にClassicが27万、Traditionalが31万、Standardが38万・・・とつづいたようです。

また、「Les Paul Studio 2017 HP(ハイ・パフォーマンス)」というモデルもあり、これがClassicぐらいの価格だったそうで・・・これまた当時のギタリストは「どっち買お・・・」って悩んだんじゃないかな。

2018年

ボディ メイプルトップ
マホガニーバック
ネック マホガニー
指板 ローズウッド
インレイ トラぺゾイド
バインディング ネックのみ
ピックアップ ’57 Classic / ’57 Classic+

ネックにバインディングが入るなど、高級感のある仕上げになった2018年版レスポール・スタジオ。
定価も20万オーバーと、かつてのスタンダード並みに・・・!

こうなると、かつてのスタジオの血を引き継いだ正当モデルは「Les Paul Faded」なのかもしれません。

ね。
「Studio」と名前はついていないけれど、これはもうスタジオですよ。

ピックアップは490R / 498Tだし。
ドットインレイがいい味だしてますし。

2019年

と思いきや、Fadedは2018年で終了。
(トリビュートは居残り)

2019年にはStudioにタンジェリンオレンジカラーが追加されます。

おわりに

とりあえず今日はここまで!

なんか他にも「スタジオでブロックインレイのヤツ」とかもあった気がするんですが、、、忘れました。

あとは2006年~2008の間に「Studio Premium Plus」とかいうのもあったらしいな!

追記

2017年に”Sシリーズ”とかいう新しいアイテムで「Gibson Les Paul Custom Studio」というカスタムなんだかスタジオなんだかよくわかんないヤツが出てましたが、それはカスタムでもスタジオでもない新しいギター・・・だそうです。

ヘッドもちょっとナローだったり、Les Paulロゴがなかったりするアレ。

さらに追記(2022年2月)

いろいろ間違ってたので修正しつつ、情報を足しました。

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