安ギターの簡易カスタムグッズ・・・インレイシール。
インレイデカールとかインレイステッカーとか呼ばれたりしているアレ!
素晴らしいですよね。
考えた人本当に天才というか・・・安ギター収集家の性癖をよく理解しているな、とw
こんな感じで、指板の表面に(元々のインレイを隠すように)貼れば、一気に高級ギターのように見えるようになる代物です。
これ・・・結構販売者によっては「剥がれません!」みたいな謳い文句を書いていたりするんですが、、、この記事のタイトルにもあるとおり、使っているうちに普通に剥がれます!
というわけで、今日は「インレイステッカーって実際のところどうなの!?」っていうのを綴っていきたいと思います。
あえて言おう・・・剥がれる、と!!
インレイステッカー・・・本当に優秀な子なんですよ。
これ、貼ってすぐの状態を撮影したんですけど、シール1枚分の段差こそあれど、本当に貝が埋め込まれているような、そんな錯覚を起こしませんか??
まぁ、実物をしっかり見ればけっこうチープというか・・・ただのテラテラしたシール(PET製)なんですけどもw
でも遠目で見ればすごく豪華なギターになったように見える、そんな魔法のアイテムだと思っています。
ちなみに・・・本物のインレイっていうのは指板と貝の間にどうしても隙間ができるものだと思ってまして。
そこに黒いエポキシ樹脂か何かの接着剤と削った指板のカスを混ぜたものを用いて隙間を埋めているわけですよ。
それを再現するため、インレイステッカーを貼ったあとで外周にボールペンか何かで軽くなぞってあげると、ちょっとリアルな仕上がりになりますw
・・・もともとこういうギターなのかなー?って思うでしょ!
さて、この子・・・数週間使ったあとの様子がこちら。
わかりますでしょうか・・・?
エッジ部分が少しペロ~ンとなっていることが!!
そうなんです。インレイステッカーはこの通り余裕で剥がれるのです・・・。
「演奏していても剥がれません!」などというのはまやかしなのであります、、、
計3回の剥がれシールを確認・・・!
他のシールも同様で・・・
これが我が家に中古でやってきたトニスミPRSについていたもの。
やっぱりエッジからぺろーんといってます。
ならばと新しく買い替えまして・・・綺麗に貼り直しました。
・・・んがっ!!
これまた数週間後には
ペロロ~ン。
ってね。
というわけで、インレイステッカーは使っているうちに剥がれます。
ソースは僕。
弾き方によってはもしかしたら
ただ、ちょっと気になったのは・・・僕がよくチョーキングを多用するフレットらへんで剥がれが発生しているような感じなんですよ。
つまりまぁ、インレイシールが指板よりちょっと出っ張ってますので、その上を弦が通る際に擦れてしまい、シール上面のクリア層を徐々に剥がしてゆくのでしょう。
ってことは、チョーキングを多用しないとか、そういう使い方ならもしかしたら剥がれずに使い続けられるのかもしれません。
それから、剥がれるのはたいていクリア層だけなので・・・こうなってしまったら潔くクリア層をペリッと剥がしてしまって、その状態で使うというのも手かもですね。
(もちろんゆくゆくは下のインレイカラー層も剥がれますが!)
おわりに
というわけで・・・インレイステッカーは剥がれるぞ!と。そういうお話でした。
だからといってこれが悪いとか言いたいわけではないんですよ。
ぶっちゃけ、冒頭でも書いた通り・・・こんなの考えてくれた人、マジで天才だと思ってますし。重宝してますし。
なのでまぁ「剥がれる前提」で使って、剥がれたら貼り直すとか、そういう心持ちだと良いかもしれませぬ。