フェンダーピック、買ってますか~!?
ふと思い立って、フェンダーのピックシェイプの型番を調べてみました!
351とか346とかが有名ですよね。あれです。
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フェンダーピック形状!
調べようと思った矢先、ちょうどいい現行8種が入ったセットが売ってましてですね。
思いっきり、裏にシェイプの一覧もありましたw
- 351
- 451
- 355
- 346
- 551
- 358
- 354
- 347
とりあえず3桁の数字ってところはわかった。。。(PORSCHE 911の型番みたいにややこしいぜ、、、)
一つずつみていきます!
351
基本中の基本、何を隠そうこのティアドロップ型がかの有名な「351」シェイプであります。
フェンダーピックのフラッグシップであり、世界で最も有名なピックと言えるかもしれません。
これ、もともとはD’Andreaが1920年代から「No.351」と名付けて売っていた形状だったんですね。
ですがD’Andreaが商標を取っていなかったということもあり、各社がこぞって真似して浸透していったそうです。
(というか、他の形状も全部D’Andrea時代の名残っぽいですね)
1950年代にNick Lucas氏のシグネチャーモデル(Standard = Lucas Shape)ということで爆発的に流行って、結果的にフェンダーにおいても351の名称で売られ・・・今ではフェンダーピックの製造をD’Andreaが請け負っているのだとか。
とにかく有名なシェイプなので、フェンダーのべっ甲柄セルロイドのほか、いろいろなメーカーから色々な素材で作られています。
速弾き等で好まれる印象がありますけど、今では特にコレじゃなきゃ・・・っていうこともないと思うので、あくまで業界のスタンダード的なアイテムという感じで考えておけたらいいのかな!?
451
一見351・・・ですが、351に非ず。
それよりもかなり小さい形状の451!
評価としては「弾きづらい」という人もいれば「このサイズじゃないと・・・」という人もいますね。
僕個人の感想としては・・・やや弾きづらかったです。
というか、フェンダーピック全般に言えることなんですけど、指先が感想していると結構滑るんですよね。
それが351よりも小さいということで、アタックポイントを見落としがちになるというか・・・そんな感じでした。
もちろん僕の練習不足で弾きづらいというのもあると思いますが、まぁ・・・他メーカーのピックでしっくり来るヤツがある以上、「どうしてもこれじゃなきゃ・・・」ってことはないかなとw(唐突なdis)
355
「デルタ型」とか「トルティーヤタイプ」などと呼ばれる逆三角形のピック。
この形状がフェンダー「355」シェイプです。
これはねえ・・・愛用している人には是非、どこがすごいのかを教えて欲しいんですが、、、僕にはやっぱり扱いづらかったです。
とにかく無駄にデカくて、アルペジオにもコードピッキングにもしっくりこない感じがありました。
・・・それとも僕がなにか用途を間違えているのかしら・・・?
個人的にはこれ、もしかしたらベーシスト向けピックなのかな??とも思っております。
346
フェンダーピックのポピュラーなオニギリ型が「346」シェイプです。
これも各メーカーがこぞって真似してるシェイプですよね。
僕は長らくこの346シェイプの虜で、この形状ばかり集めてました。
フェンダーピック全般に言えることだと思いますが、年代によって硬さや厚み、ロゴ印刷にバラツキがあります。
なので、そういうところのコレクターさんというのも存在してますね。
素材はクラシックセルロイドの他、DuraToneやTortuga、Tru-shellなどが存在。
クラシックセルロイドはアセチルセルロースじゃなくてセルロイドなんでしょうかね?
その辺ももしかしたらどこかのタイミングで素材の変更があって、「年代によって弾き心地が違う」とか言われているのかも・・・?
記事執筆時点ではLUNA SEAのINORANさんとかJさんのシグネイチャーもこの形状のFenderピックでした。
INORANさんのシグネチャーを所有していますが、通常の物に比べて吸い付き感がべっ甲ピックに近い感じがあってオヌヌメです。
551
551と言えば蓬莱のぶた饅ですよね。
大阪出張の帰りの新幹線で匂わせているサラリーマンの多いこと多いこと!
・・・ですが!
フェンダーにおいてはジャズシェイプが551です!!
といってもジムダンのジャズシェイプとはちょっと違いますかね。
フェンダーでもTORTUGAだとファング型のいわゆるジャズシェイプなんですが・・・。
(でもそっちも551って呼ばれてるので、明確な型っていうのが存在しないのかも??)
ただちゃんとジャズピック的な弾き心地はあると思います。
351よりアタック感が強く、ブライトな出音になる印象。
ちなみにSouichiro Yamauchiモデルの551XLシェイプも存在している模様。
358
マンドリンピックとして使われる形状がフェンダー「358」シェイプ!
ブルーグラスとかはこういう形状がいいんですかね〜!?
スティーブ・ルカサー氏が愛用するピックがこのサイズ、この形状なんだったと思います。
F.P.C.さんのLukeピックに近い感じ。
354
トラディッショナルな雰囲気を持つ形状が「354」シェイプ。
こういう形状を見ると「ピック」というよりも「プレクトラ」と言いたくなりますな!(知ったかぶり)
これもF.P.C.さんのところのカールトン&リトナーピックに近い形状ですかね~。
ラリー・カールトン氏、リー・リトナー氏、ジョン・スコフィールド氏といったジャズ・フュージョンギタリストに愛されるピック形状といったところかと。
347
最後の347シェイプはジャズピックとマンドリンピックの中間のような形状ですね。
これもジャズ・フュージョン向きって感じかな?
おわりに
というわけで、とりあえず現行フェンダーのピック形状はこんな感じです。
フェンダーピックのありがたいところは「スタンダードである」という点。
つまりまぁサウンドハウスさんでもAmazonでもどこでも余裕で買えるってところですよね。
なのでピックラバーに限らず、「試してみたい」と思ったらすぐに入手できる便利さがメリットかなと。
あくまで今回は僕が調べた限りの現行モデル・・・というか、ピックセットの内容に絞ったものなので、実はもっといろんなシェイプがあるかもしれません。
過去のD’Andreaにはもっといろいろありましたしね!(No.348とか)
今後もピック探しの旅は続く。。。