Zemaitisギターが欲しい。
40過ぎて、唐突にゼマが欲しくなってしまった・・・。
いや、実は25年前からずっと欲しかったのだ。
でも諸々の都合で買えず、その想いだけを引きずって生きてきて、それが爆発してしまったのだ。
で、来る日も来る日もヤフオク!やメルカリでゼマばっか探してます。。。
Zシリーズだったら新品でも手が届きそうだよなぁ~とか。
カシミアなら中古品でスーペリア買えるかもなぁ、、、とか。
でもどうせならアンタナス、いや・・・CS・・・。
違う違う、欲しかったのはスーペリアでもメタルトップでもない、シェルトップなのだ、、、
・・・などと自問を繰り返しているうちに「あれ、コピーモデルでもいいんじゃね」みたいなね。
一周回ってそこに辿り着いちゃうみたいな感じで、今はゼマコピーもかなり気になってきております。
ただ、ゼマコピーと言ってもいろいろ種類があるみたいで・・・ちょっと今日は覚え書きをば。
ゼマイティスのコピーモデルあれこれ
日本においてZemaitisの名を知らしめたのは、なんといっても「布袋さん」でしょう!
1990年代初頭に、布袋さんが使っていた「ワイルドゼマティス」および「パールゼマティス」の需要がギターキッズたちの間で高まりまくり、僕の記憶ではどんな楽器店でも一本はワイルド・・・つまりスーペリア?(黒いボディでハートのインレイ入ったヤツ)のコピーモデルが置いてあるような感じでした。
どうやらコピーモデルを大々的に作っていたのは「TUNE」というメーカーで、「Zephyr(ゼファー)」というブランド名で発売していた模様。
製造は「ディバイザー」が行っていたそうです。
TUNEは今でもベースのブランドとして残ってますね。
ディバイザーはモモセとかバッカスとかの会社。
他にも「KID’S Guitar(キッズ=元ESP工場長・木戸宏氏による90年代のブランド)」や「IKEBE楽器限定」、「Samick製」などがあったようです。
スーペリア
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というわけで、まずはスーペリア(=ワイルドゼマティス)のコピーから。
基本的なコピーモデルのベースとなっているのは布袋さんが所有する↑’69年式のゼマ(Custom Deluxe Wild?)と思われます。
他にも3シングルのスーペリアコピーが出てますが、それもおそらく布袋さん所有のもの(1992年製)がベースなんじゃなかろうかと・・・。
※ただし布袋さんが入手したのは2000年とのことで、コピーモデルがそれ以前に出ていた可能性もありますな。
ZST-158
Zephyr製の2ハムスーペリア、ZST-158!
これぞ、Zemaitis Copyの王道と言った感じですね。
ZSTは「Zemaitis Shell Top」のことで、158はそのまま定価158,000円を指していたようです。
モデルはホーテーさんが1990年ごろに初めて入手したというZemaitis。
といってもゼマじいさん認められて作ってもらった一本、ではなく・・・1969年モノ(中古)をゲットして、Zemaitis氏本人にリペアしてもらったというヤツです。
パッと見の仕上がりはすんごいモノホンっぽいんですけども、やっぱり比べちゃうと違う部分というのもありますね。
ザッとあげると・・・
- ボディ回りのインレイが一続きになっている
- シェルがパールではなくアヴァロン
- ストップテールの形状がやや丸みを帯びている
- PUネジが本物は片側のみ2つになっている
といった部分でしょうか。
それでもヘッドプレートやストップテールの彫金、24フレットのドットインレイ、特殊な形状のブリッジを再現しているあたりはすごいです。
指板もエボニーだったそうで、高級感ありあり。
Ken ArmstrongのPUに載せ替えればかなり使えるヤツになるんじゃないでしょうか。(知らんけど)
下で紹介する廉価モデルとの違いは
- ブリッジ形状
- ストップテール形状
- バックパネル(こっちはシルバー)
- エボニー指板
- アヴァロンインレイ
といったところなので、見分ける際にはそこを見ればOKです。
(まぁ高級感が全然違うと思うのでわかりやすいですが、、、)
ZST-70
Zephyr ZST-70。
ZST-158の下位モデルとなるようです。
上位モデルとの相違点は、
- ローズウッド指板
- ブリッジ形状
- ストップテール形状
- インレイの材
ですかね。
ゼマコピーにおいて、安価なモデルだとどうしてもあの特徴的なブリッジ・ストップテールが再現できないらしく、普通のナッシュビルブリッジ+レスポールのストップバーテールピースという組み合わせになってしまうみたいです。
ただ、この写真では「カッティングシートを貼ったような」ボディ側の白いインレイですが、実物はもうちょっと貝っぽい感じになっていて。
しかもボディ周囲のデザインも本物と同じような「点線」になっているのがキモだったりします。
ちなみに上位モデルとの違いとして、バックパネルがブラックになっている点もあげられます。
ZST-168
Zephyr製の3シングルスーペリア、ZST-168。
発売時期はわかりませんが、前述の00年に布袋さんが入手したという「1992 Zemaitis “Shell Top” CUSTOM DELUXE」を非常によく模したものになっていますので、もしかしたら00年以降なのかも??
※03年からゼマはグレコ傘下になりますので、その間ぐらいの商品かな??
モノホンに比べるとアウトプットジャックの位置、エスカッションの材質、彫金、インレイの材などが違います。
あ、12フレットのダイヤインレイの順番も、本物は「ダイヤ・ドット・ダイヤ」なんだけど、こっちは逆になってますね。
それから本物は3、5、7、17、21フレットもダイヤインレイなのかな。
まぁ、それでも非常に美しいですし、ライブ映えしそうだし、欲しい!!!!
ZST-80
これはもう全然情報が出てきませんでしたが・・・おそらく上述のZST-168の廉価モデル、ZST-80です。
その名のとおり、定価8万円のモデルってことになりますね~。
うーん、01~02年ぐらいのGiGS(の広告ページ)が欲しいぜ、、、
ZST-70同様、指板がローズウッド、ブリッジやストップテールが飾ってないという部分で非常にチープな印象ですね。
ただし12Fのポジションインレイは、なぜかこっちのモデルが正しい順番(ダイヤ・ドット・ダイヤ)になっている模様。
でもってボディ回りのインレイが、おそらく上位モデルが白蝶貝・・・か、それに準じた白っぽい貝だったのに対し、こっちはアヴァロンと思しき緑色のものが使われていました。
HZM-II
僕の手持ちの資料では、1995~1997年ぐらいのイケベ楽器で、HZM-IIというゼマコピーが売られていたようです。
HZMは「Heartman Zemaitis Model」の略かなーと。
で「II」というからには初代モデルもあっただろうし、この後で「V」までの存在は確認できております。
実物は見ていないので何とも言えませんが・・・まぁ、精度はそれなりって感じですかね~。
ボディ外周のインレイが細かくなってるのはGood。
でもストップバーテールやブリッジ、指板あたりは例によってお察しといったところ。
ちなみにHZMシリーズはどうやらMade in Koreaっぽいのですが、どうも「Grecoが請け負っていた」というような話も見かけました。(ソースなし)
もしGrecoが、というのが本当なら・・・ある意味今のモノホンゼマの走り、みたいなところがありますよね。
※何しろ現行ゼマって「トニーの他界によってその命脈は絶たれたと思われたゼマティスであったが、その後ゼマティスの精巧なコピーモデルを製作した実績のある神田商会が、トニーの遺族等と協議の末、2003年に、神田商会・岐阜事業所の元で、ダニー・オブライエン等のスタッフの監修の下再興する事となった。」(Wikipediaより)ってことになってるわけですから、、、
ZM-2
Made in KoreaのSamickギターからも出ていたようです。
例によってブリッジ、テールは汎用品。
シェルの感じは・・・まぁ悪くないのかな??
ただ他のZemaitisコピーとは圧倒的に違う部分がありまして・・・
まずこれね。
ヘッドプレートが形状だけゼマを模した白いものになってて、そこに「samick」って入ってるみたいなのよね。
(これが純正かはわかりませんが、、、)
あとはネックがボルトオン形状というところも他のゼマコピーとは違います。
ちなみに「ZM-2」という名前からして、Zemaitis Modelの第二弾・・・と思われますが、ZM-3という名前でIKEBEのパールが掲載されているSNS投稿を見つけまして、結構当時から情報が錯綜していたんだろうなーというのを思わせられました。
ほか
その他にもネットを漁るとあれこれスーペリアゼマ(布袋さんの2ハムのワイルド)コピーが出てきます。
中には「楽器店で限定販売だった」みたいなヤツもありましたので、どこかしらがOEMで製造していたのかもなぁ。
シェルトップ
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お次はシェルトップ(=パールゼマティス)のコピー。
布袋さんがクイーンとか呼んでる、1989年製のCustom Deluxe Pearl Frontがベースになっているものがほとんど。
ただ・・・ワイルドと違って、なかなかしっかりコピーできているものが少ないというか、まぁ・・・皆無ですねw
ZST-240
さっそくHotei’s Zemaitisとは違いますが、、、Zephyrブランドのシェルトップです。
あちこちで「ZMT-240」と言われているモデルなので、ZMT-240が正しいのかもしれません。
(ただMTってMetal Topじゃないかなぁ・・・?)
やっぱり90年代前半(94年頃?)にスーペリアやメタルトップと並んで売られていたそうで、その中でも一番高額なギターだったようです。
240なので定価24万円ですかね。
パッと見でも高級感がありますし・・・高額なのも頷けます。
今のZemaitisでいうRING(ラージリング)に近い感じなのかな。
三鷹楽器が企画したモデル、という記述も見つけました。
ただ、やっぱり当時のパールフロントコピーモデルはどうしても貝が黄色く輝いていて・・・モノホンとは印象が違うんですよねえ。
(それでも豪華なので、、、欲しいぞ!!)
ちなみに・・・ヘッドプレート形状がひし形になっていて、中には特徴的なスペード柄が彫られていました。
(本物はここが「Z」になってるんですよね)
ZST-120AS
同じくZephyr製のパールフロント、ZST-120AS。
おそらくは上記240の廉価版と思われます。(定価12万円)
他のモデル同様、ブリッジやストップテールのこだわりが抜け、指板もローズウッドになってます。
・・・そう思うと、240の方も「ZST-240AS」という型番が正しかったりしないですかね??
1994年当時あたりのGiGSが欲しいぜ、、、、(載ってる保証はないが、、、)
写真だとこっちの方が貝の張り合わせてある目地が目立ってシェルトップ感が強いですが、実物は240の方が綺麗な貝の輝きを持っていると思われます。
また、ヘッドプレート形状がひし形のものではなく、スーペリアと同じ百合の紋章みたいな形のヤツだったみたいです。
不明(Zephyr?)
これもゼファーブランドで出ていたシェルトップ(上級版)みたいです。(型番不明)
いわゆるLittle Ringという、アヴァロンが外周のちょっと内側に一周配置されているタイプですね。
布袋さんのパールゼマがそのタイプなんですが・・・うーん、やっぱり色味が全然違う。
貝の種類の問題なんですかね~??
ただ、エボニー指板、ブリッジ、ストップテールは相変わらず頑張ってくれてるので、雰囲気はかなり味わえそうな感じ。
もうこのパーツにだけお金払えますよ、、、
※ちなみに画像のコントロールノブおよびPUは交換品とのこと。
前述のZephyrシェルトップと違って、ヘッドにも貝がびっしり。
これは本家でも珍しい仕様らしいので嬉しい部分ですね。
また、プレートのデザインやTRCのネジ位置なども前述の2つとは違いますね。
前述のゼファーものと、後述のイケベものの中間みたいなデザイン。
不明(Zephyr?)
これもZephyr製品ということで出品されていたパールフロントです。(型番不明)
ブリッジやテールの形状、位置なんかはコピー精度が低めですが、なんと言ってもシェルの雰囲気がとてもいい感じじゃないですか・・・。
写真だけで判断するなら、かなり貝の品質も良いのでは・・・?と思えます。(主観だけど)
指板もエボニーっぽいし・・・いいゾ~
HZM-III
以前もとりあげた、1995年ごろにイケベ楽器の20周年記念で生み出されたHZM-III。
これまた布袋氏のそれとはブリッジやテールの造形および位置が違っているパールゼマです。
非常にゴージャスな雰囲気で、僕はずっとこれが欲しかったのですが、、、いろんなコピーモデルをこうやってみてたら、やっぱりブリッジ&テールはもうちょっとゼマに寄せて欲しかったかなーと思うようになってしまいました。
IKEBEの20周年ということで、TRCに「20TH POWER」と刻印されているのが特徴的。
なんでも楽器屋さんの店員さんが「Greco製」って説明していた、という説や・・・当時のSamickのOEMなんていう話もありましたが、どれも定かではありません。
・・・ただ、このギターを「サミックのZM-3です」つって紹介しているアカウントがあったので、あながち嘘でもないのかも。
不明
ハードオフのウェブで「ZEMAITIS」として売られていたギター。
ピックアップやストップバーテール、ブリッジの位置は他のゼマコピーに比べてもかなり「っぽい」感じがあります。
さては本物か!?
ただメタルの材質が・・・やっぱ違うか!?
ヘッドプレートおよびTRCのデザインはイケベ限定のソレと驚くほどソックリでした。
でも貝の材質や貼り方が違うんだよなぁ・・・20TH POWERもないし。
うーんなぞ。
買って確かめたいw
不明(Greco?)
これは1990年頃に出ていたというGreco製のコピー・・・らしい、という一本。
それが本当だとすると、ホーテーさんがゼマを入手する前からGrecoがコピーを作っていた、ということになりますね。
TUNEのソレよりも先。
まぁ、あっちこっちのコピーを作っていたグレコさんならやりかねないんだよなぁw
例によってテールおよびブリッジの仕上げが雑です。
ヘッドプレートおよびTRCの装飾、ネジ位置は上記ZST-240(ZMT?)によく似ているなぁ。
もしかしたら相互で製造を請け負っていた、みたいな話が本当なのかも??
不明(Divisor?)
このタイプのパールゼマコピーは珍しいですね・・・。
なんでもディバイザー製とのことですが、完全オーダーメイドで作られたコピーなんだそうです。
パールも白蝶貝を使ってそうだし、限りなくモノホンゼマに近い一本なんじゃないでしょうか・・・。
めちゃくちゃカッコいいぜ、、、
ちなみに、なんですけど・・・12Fのインレイが「ダイヤ・ドット・ダイヤ」となっているのって、このギターと↑でZephyr?と言われていたものだけなんですよ。
他のコピーはドットとダイヤが逆転してます。
あと11Fおよび13Fにもダイヤがあるっていうのが、本物のパールゼマティスっぽいんですよねえ。
ただまぁスーペリアの時にも製造年?または製造モデルによってその辺の仕様って違いましたし、なんとも言えないところじゃ。
・・・それから、この子も本物のゼマに比べるとストップバーテールとブリッジの位置がややネック寄りです。
不明(なぞ)
調べてたらこーんなヤツも出てきました。
ブランド不明とのことですが、なんかアリエクとかに出てそうな雰囲気のパールフロントよ、、、
貝へのアプローチが他のパールゼマと違うんよ、、、
ヘッドはやっちゃってます。
この手のデッドコピー具合って、すごく・・・中華です、、、
メタルトップ
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ゼマイティスと言えば!?なメタルトップ。
今の神田Zemaitisでも韓国製のものを選べばそこそこ安価に本物メタルトップが手に入ります。
というか・・・!
当時のコピー品の方が下手したら高額かも!?
ZMT-175
Zephyrブランドで1993年ごろに発売されていたというメタルトップ。
ZMTが「Zemaitis Metal Top」かなーと思うのですが、もしかしたら「ZeMaiTis」かもしれないです。
175とあるとおり、定価17万5千円だったというアイテム。
PU間には「Custom Guitar 1993」と刻印されており、これで「1993年ごろのギターだろう」と予想が付けられています。
・・・んがっ!!!
市場にはもう一本「ZMT-175」として出回っているメタルトップギターもあるのです。
こっちはなんと・・・
Custom Guitar 2001!!
刻印デザインが同じなので、おそらくいずれもZephyr製なのでしょう。
もしかしたら2001年のものは復刻版とか、そういう立ち位置だったのかもですね。
ちなみに・・・いずれもメタルトップの材質が本物とは違っていて、おそらく本物がジュラルミンなのに対し、こっちはアルミか何かなのだろうと思われます。
ZST-120MT(ZMT-120?)
同じくZephyrブランドのZST-120MT。
パールゼマの方に「ZST-120AS」というモデルがあり、「語尾ASがシェルトップ、語尾MTがメタルトップ」だったそうですが・・・だったらこっち、ZMT-120でよくね??と思うのは僕だけでしょうか。
120なので、定価12万のギターということになりますね。
ストップバーテールピースとブリッジ形状がしっかり廉価版のソレになってますが、メタルトッププレートの刻印はZMT-175と同じ(Custom Guitar 1993)だし、12F付近のインレイは豪華に仕上がっているなど、こちらもなかなかどうして・・・という仕様です。
ヘッドプレートの形状がひし形ではない点でも見分けが付けられるかも?
Z 270
うおお・・・シブい。
元ESPの工場長、木戸宏さんが立ちあげたブランド「KID’S」から発売された、Z 270というメタルトップゼマコピー。
KID’Sといえば、ブライアンメイのレッドスペシャルのコピーで有名だったのかな。
このゼマもZephyrより気合い入ってそうな雰囲気がありますね~。
本来A.C.Zemaitisと書いてある部分は「EST1986」だって。
キッズギターが86年に生まれて、93年ぐらいに終了したんだったかな・・・?少なくともその間らへんのモデルってことになります。
型番に270とついていたので、定価は27万円と高額だったのでしょう。
まぁ、ESPの・・・って言われたら納得ですw
それにしてもZ270て、、、フェアレディみたいだな。
ELK製
MUSICLAND KEYが企画して寺田楽器が製造していたんじゃないか??というELKのゼマコピーがありました。
ELKて・・・60年代~70年代ぐらいのギターでしょ?
その頃からもうゼマコピーやってたってこと・・・?
ここの彫刻は「MUSIC LAND CUSTOM DELUXE SINCE 1966」となっていました。
エルクの直営小売店がMUSIC LAND KEYだったそうで・・・ふんふん。
下手したら70年代ぐらいに作られたゼマコピの可能性もあるのかな??だとしたら最古のゼマコピってことになりますが・・・。
※調べてみたところ20~30年前のギターとのことで、、、90年代のゼマコピブームに乗って作られたものかも?
※さらに追記:最古のゼマコピは1986年にGrecoが新星堂ロック・イン・タム・タム店オリジナルとして作ったメタルトップだそうです。
ヘッドプレートには「COSTOM」・・・コストム!!
でもってTRCには「ELK」と入っていました。
ヘッド形状はちょっと残念な感じですかね~。
ブリッジもテールもアレだし、ボディもちょっとぼってりしてるかも?
不明(アリエク)
記事執筆時点でのアリエクでメタルトップのデッドコピーが発売されていました。
他のコピー品に比べてもエングレービングがゴリゴリに入っております。
ただ・・・
あ・・・
あかん・・・
完全にやってもーてる・・・。
やっぱね、パクリはパクリ、コピーはコピーで同罪なのかもしれませんが、Zephyr商品などは「ZEMAITIS」と名乗らないですからね。
ヘッドプレートだって「Z」じゃなくて変なスペードマークみたいなの入れてますから。
こういうのはもう・・・なんていうか、良くないよなぁ!!!
でも$469かぁ・・・ゴクリ。。。
ディスクフロント
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スライド用のギターとしてトニー氏が製作したというディスクフロント。
ロン・ウッド氏が所有していたディスクフロントからZemaitisの伝説が始まったと言っても過言ではござぁせん。(知らんけど)
当時ロン氏他が使っていたゼマを見て「欲しい」という人が増え、トニー氏もそこからオーダーをスタートさせたとかなんとかいう話を見ました。
※当時のオーダー価格で300万円からとかだったそうです。そう思うと今の神田ゼマは安い!!!
Z-3000
神田商会がグレコの30周年記念(1990年)に300本限定で販売したという「ロン・ウッド・ゼマティス再現モデル」。
当時の定価は30万円(おそらく「30周年」ってところに掛けてたんだろうなぁ!)だったそうですが、実売価格は半額程度だったとのこと。
ディスクフロント部分にはロン氏のそれのような中世の海図風の彫金が施されています。
※厳密なデザインは違うっぽいけど。
ヘッドプレートや指板インレイ、またプッシュ式PU切り替えスイッチや3Vol+3Tone+Master Volというコントロール類なども完全再現ですが、どうやらボルトオンネックだった模様。
といってもロン氏所有の本物がセットネックだったかどうかはわかりません。
いずれにしろご本人がサブギターとしてZ-3000を持っているという話もあるので、限りなくモノホンに近かったのかも?
ZMT-250
お馴染みZephyr製のディスクフロント。
こちらは1993年に30本限定で作られたものなんだとか。
これはロン氏のそれではなく、布袋さんの1978年式ディスクフロントを真似たものですかね。
ボリュームノブが3+1と、前述のZ-3000に比べるとやや大人しい感じ。
ZMT-250という型番から察するに、メタルトップに分類された25万円のモデルといったところでしょうか。
アコギ
Zephyrはアコギのゼマも展開していたようです。
画像はZAC-148なるモデルでおそらく定価14万8000円のもの。
他にZAC-108という丸形サウンドホールのものや、例によってもう少し廉価なタイプのものもあったようです。
おわりに
というわけで・・・たっぷりゼマコピをまとめてみました。
たぶん、まだまだあると思う・・・それだけZemaitisは人々を魅了してしまうギターなんだということでしょう。
しかし・・・コピーを見れば見るほど、やっぱり本家が欲しくなってしまうぜ。。。結局堂々巡り。
ぐぬぬコピーか本家か、本家かコピーか、オリジナルか・・・!(買えない)