我が家のミニアンプ、BLACKSTAR FLY3は何を隠そう「元ジャンク品」です。
メルカリで「電池の液漏れあり」「音出ません」という状態のものを破格で購入し、修理して使っています。
FLY3の特性なのか、そもそも6本もの電池を出し入れするのが面倒なのか、中古市場にはよく「液漏れ品」がジャンク扱いで出回ってるんですよ。
ちなみに、完動品なら中古で4〜6,000円ぐらいなのに対し、液漏れジャンクだと2,000円前後ぐらいで買えたりするんですよね。
ただ!!!
たぶんなんですけど、電池の液体が漏れたぐらいではFLY3は壊れないと思ってます。
なので、「直して使ってみようかな??」という方は、この手のジャンク品を安く買うのも良いかもしれません。
届いたFLY3はここが駄目だった
さてさて、我が家に届いたFLY3は商品説明にあったとおり「液漏れ」を起こしており、音が出ない状態でした。
ただ、電池を入れれば電源は入ります。
まぁ・・・僕らが「電源が入る」と言っているのは主に「LEDが光る」という意味なので、これだけでは内部回路が生きてるのか死んでるのかは判断がつきませんが・・・。
少なくとも液漏れを起こした電池ボックスと、そこからLEDを光らせる回路までは無事だったということです。
ネジを外せば分解できる
そこでFLY3を分解してみることに。
すると・・・
はいここ。
スピーカーにつながるケーブルが断線してましたw
そりゃ音が出るわけないよね・・・。
問題はなぜこんなことになったのか??なのですが、、、
電池を挿したまま放置するぐらいで中のケーブルが断線することなんてある???
何かしら分解しようとして引っ張ったか、高温のところに置きっぱなしにしてハンダが溶けたのか。
まぁ、原因がわかれば簡単です。
あとはハンダ付けしてあげれば良いだけなんだから。
ハンダを付けて、はい完成
とりあえずケーブルの断線していたところは基板上でわかりやすくなっていたので、そこを綺麗にして再ハンダすることで修理ができました。
この手の機材はパーツもパソコンほど細かくはないですし、普通に自作エフェクターとかギターの修理とかをやる感覚で修理可能です。
電子パーツなので感電が怖かったりするかもしれませんが、そもそも9V程度の給電だということを考えても、ほとんど人体にとって危険なことはないでしょうし。
(そもそも分解する時は電池やアダプターを抜いておくのは鉄則なのだ!)
というわけで、電源に繋いで音を出してみると・・・あれ?でない。
・・・と思ったら、今度はこっちが抜けてました。
これは僕が分解で外しちゃったのかもしれない。
ただまぁ、そんなのも込みで「修理」ですのでね。
そっちも繋ぎ直して、修理完了です。
無事、FLY3が使えるようになりました。
おわりに
ま、そういうわけで・・・FLY3が欲しいけど1万円も出せないよー!っていう人がいたら、こういう手段もありますよ!っていうお話です。
僕は1万円出せなかったので、なんとか2k強で楽しませていただきました。
ただ、もちろん「中身のICが壊れてる」みたいな可能性がないわけでもないので、
その場合にはこういったパーツ類の差し替えも視野に入れていかなければなりませんな・・・。これは非常に面倒だと思うw
ちなみにFLY3なんですけど、前評判がすごかったじゃないですか。
ポータブルアンプ界の常識を覆した!みたいな。
ほんまかいな・・・と半信半疑でしたが、、、これはいいですね。
さすが電池6本も使うだけある。過去のミニミニアンプ類とは音のファットさが違います。
1万円程度でこのクオリティの練習用アンプが手に入るなんて、本当に良い時代になりました。
今はポストFLY3みたいなミニアンプがたくさん出ているので、そっちも試してみたいところですね〜。
追記
電池6本面倒な方は格安アダプター買うヨロシ。
Blackstar Fly 3のアダプターにエフェクターの9V電源が使えないのか考えてみた