僕が4本目に購入したギター、Epiphone Les Paul Custom – Black Beautyです。
社会人になって自分のお金で初めてギターを買ってから1か月もしないうちにゲットしたという代物。
・・・もうすでにその頃からGAS ATTACK発症してたんやな、、、
今日はそんなEpiphone LPCを紹介したいと思います。
Epiphone Les Paul Custom – Black Beautyについて
Gibsonの弟分であるEpiphone(エピフォン)。
世に出回るこの手のギターにおいて、Gibson以外で「本物のLes Paul」と呼べるのはEpiphoneだけなのだ!!
※Maestro by Gibsonのレスポールがどうなのかは知らん。
・・・まぁ、結局Gibsonは裁判でも「レスポールモデルはもうそういうパブリックなデザインでしょ」みたいな判決がでちゃったわけですから、「本物ってなによ?」って話ではありますけどね。
Epiphone Les Paul “Black Beauty”とは?
Epphoneはもともと20世紀初頭ぐらいにNYで始まったブランドで、1950年代にGibson社によって買収されました。
1960年代にはCASINOを代表とする箱ギターのブランド(カラマズー製)でしたが、1980年代後半から「Gibsonの廉価ブランド」として扱われるようになりました。
レスポールカスタムも1989年からラインナップに加わり、その3PUモデルが「Epiphone Les Paul Black Beauty」という名称で1996年から展開されています。
ちなみにEpiphoneのLPCは90年代にMade in Japan (フジゲン製)のものもありましたが、僕が入手したのは2004年5月に韓国のUnsung工場で作られた一台です。(シリアルナンバーより)
2004年の7月頃にIKEBE楽器リボレ秋葉原店で購入しました。
スペック
一番の特徴はこれ。
本家Gibson Les Paul Customも’57年のハムバッカー(PAF)登場時には”威厳を持って”3PUで発売されましたが、Epiphone Les Paul Black Beautyも3連ハムバッカーです。
そして一応「モノホンですけど?」って名乗れるだけあって、オリジナルのブラックビューティ期同様、オールマホ(マホボディ・マホトップ)となっております。
(コンパウンドのカスみたいなのがびっしり。。。)
ただし本家のように1ピースマホの削り出しというわけではなく、 マホトップ2ピース、マホバック3ピースといった感じでした。
ネックもマホらしいです。
(と言ってもこの材が本当にマホなのかどうか僕にはわからんけど・・・)
前述したとおりEpiphoneにおいては3PUのレスポールカスタムに「Black Beauty」の名を与えており、僕が持っているモデルもトラスロッドカバーに「Les Paul BLACK BEAUTY」という文字が印刷されていました。
しかし、モノホンだっていうわりにはトラスロッドカバーすらベル型にしてくれてないってのはなんだか悔しいポイントですね~。3点留めだし。
※安くヘッドを作るためには3点留めは外せないらしいな!
さらには・・・
ヘッド形状が通称「チンコヘッド」な部分も長年エピフォンユーザーを悩ませている部分です。
いったい年間何人の人が「Epiphone ヘッド形状 Gibson化」で検索していることか。。。
※ちなみにJapan時代のEpiphoneはGibsonのOpen Bookヘッドが採用されています。
なお、スプリット・ダイヤモンド・インレイは使用が許された模様。
チューナーはゴールドのGrover製のものが採用されていました。
レスポールカスタムの特徴であるブロックインレイ(1フレットから)およびネックバインディングは施されているものの、指板はローズウッドと・・・ここも「どこがモノホンやねん」と言いたくなる仕様。
さらにいうとインレイのサイズも本家よりはちょっと小さく仕上がっております。
ただ、ヘッドおよびボディには5層のバインディングがあるなど・・・高級感とか豪華さは持ち合わせております。
※言うても本物はボディのバインディングが7層なのに対して、こっちは5-Plyと・・・手抜きですが。。。
ちなみに、買った当初は真っ白なバインディングでしたが、経年劣化で黄ばんできていい感じになりました!
ボリュームノブはもともと、こんな感じのヤツ(スピードノブ?)がついていました。(右上のヤツだけ交換品です)
これもレスポールカスタムっぽさを持つパーツですかね。
さて・・・こんな感じの仕様で、価格は確か44,800円とかそれぐらいだったと思います。
僕にしては初めての、ちょっとまともなギターだったのかも??
しゅまん、これも手を加えてもーた
シュビバセン、「こんなギターだったよ~」と紹介したくて始めたブログだったのですが・・・こいつもいろいろと手を加えちゃってました。
まずフロントピックアップをGibsonの’57 Classicに替えてます。
その時ついでに配線材を変えたり、キャパシターに現行版ブラックビューティを取り付けたり等しました。
2008年ぐらいにピックアップセレクターがぶっ壊れたんですよね。
んで、それを修理するついでに・・・「ギター改造したい欲」がめちゃくちゃ出ていた時だったのでムシャクシャしてやってしまいました。
・・・特に「こういう音が出したい」とかがあったわけじゃなく。。。
あとその時にセンターピックアップもピッキングの邪魔と思って配線を外し、ただの飾りにしちゃってます。
(いま思えば逆位相とかを楽しめばよかったんだろうけど・・・その時はもう全然そういうのわかってなくて。。。)
ちなみにネックはこんな感じで刺さってました。
ディープジョイントではありませんね。
2020年になってギター熱が再燃し・・・リア側のPUもGibsonの498T(中古品)に交換しました。
こっちはちゃんと「出したい音」があってやったんすよ。
結果的に「ネック側はヴィンテージ、ブリッジ側はモダン」みたいなピックアップ構成に。
(どっちもシルバーのピックアップだったので、見栄え的にも難点がw)
もともとついていたピックアップはEpiphone製の「HOTCH」とか書いてあるヤツでした。
これたしか中華製だか韓国製だかのBHCピックアップとかいうヤツですよね。
Aliexpressとかでも格安で販売されてたと思います。
出力は498Tとかに比べるとやや弱めだったかな~。
※追記:最近思うところがあって・・・手持ちのバンブルビーも乗せてみました。
出音の違いは・・・よくわかりませんw(宝の持ち腐れ)
あとはノブもスピードノブからこんな感じのヤツに替えてます。
これねー、いろいろ悩んだんですよ。
もうね、いろんなノブを買って試しましてw
個人的にしっくりきたのがこれだったのです。
こういう外装の見た目チェンジって手軽にできるし、気分も上がるし、いいですよね~。
ナットも元々はプラスチックのヤツがついてたんですが、グラフテックのTASQナットに変更してあります。
これ、面白いですよね~・・・一気に音がブライトになりました。
(なんで開放弦以外でも音が変わるんでしょね?)
交換したナットの背が高く、元々弦高が激低いギターだったのに、ちょっと弦高も高くなってテンションも強めになっております。(弾きづらい)
ワイとEpiphone Black Beautyの思い出
ここからは誰得かつ僕にとってのメインコンテンツ!
僕とEpiphone Black Beautyとの思い出です。
この子を手に入れたのは、冒頭でも書いたとおり2004年の夏のこと。
本当にこれを買う1ヶ月前に新しいギターを買ったばかりだったのに・・・我慢できなかったんですねえ。
当時、エイムックから出ていたレスポール読本という本を通勤途中の駅で買ってしまいまして、そこで見た「黒い魔人」が脳裏に焼き付いてしまっていたのです。
※本の方に載っていたのは当然”Gibsonの”黒い魔人でしたが、、、
それで当時の職場から一番近かったIKEBEリボレ秋葉原店に早速見に行きまして、一切試奏もせずに購入してしまいました。
まぁ、初心者はね、試奏したってどうせわかんないですし。。。
悪質な店でもない限りは極端に変なギターを売りつけるってこともないと思いますしね、、、
んで、家に帰ってきて弾いてみて・・・「弦高ひっく!」「センターピックアップにピックが当たって弾きづらっ・・・!」みたいなことを体感したのであります。
・・・さて、この子は購入から2年強メインギターとして使っていて、その後もずっとサブギターとして愛用していました。
なんだかんだ使いやすく、優秀な子だったと思います。
よく言われる話ですが、レスポールモデルって・・・特にロックとかをやるぶんにはほとんど何も考えなくてもいいぐらいにいい音出るんすよね。
ちょうしこいてピックアップ交換とかしたけど、別にもともとの音も悪いとは思ってなかったもんなぁ・・・。
2005年頃には友人とデモ音源を作ったり、なぜかESPのスクール生たちがやるライブに飛び入り参加させてもらったりに活躍しました。
※ESPの子たち、僕が一番ヘタクソだったのに超絶優しかったよ・・・。
弾いてみた
何の参考になるかはわかりませんが、弾いてみました。
ギター→サンズアンプGT2のクローン→ローランドBolt30(クリーン、EQは全部5)の順でつないだものと、サンズアンプやめてアンプ前になんかいろいろOD噛まして、アンプ側で歪ませたものの2種類を試してみました。
この子、生音がすごく篭った感じがするんですけど、素直なODをかましてあげればあげるほど、アンプからの出音も籠ってたように感じます。
オールマホゆえなのか??それともコリアンウッドの特徴なのか・・・!?(ワイのセッティングの妙か、、、?)
おわりに
Epiphone・・・特に韓国製のものは「エピチョン」とか言われて蔑まれたりしてますけど、なかなかどうして悪くないです。
ただ、後にギブソンのレスポール・スタジオ(中古)を購入したんですが・・・やっぱり「鳴り」が全然違ったんですよね、、、生音の。
もちろんエレキギターって生音で弾く楽器じゃないので生音の違いなんて関係ないのかもしれないけれど・・・ノンプラグドで練習しているときの気持ち良さが全然違うんですよこれが。(好みの問題だとは思うけども)
結局僕の場合PU交換とかもしちゃってるわけで、価格的にはレスポール・スタジオの中古と変わらないか、むしろ高額か・・・ってぐらいになっちゃってて。
だったら最初からギブソンで良かったじゃんみたいなね。
そんな感じであります!