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ギターを楽しむ・練習する

ギタリストはピック1枚からでも泥沼に入って行ける・・・!

投稿日:25/06/2021 更新日:

ピック・・・楽しんでますかー!!!

「ギターの音色を決定づけるものはインプットまたはアウトプット周りに集中している」というのなら・・・ピック一つでも音は全然変わってくるに違いない。

そう考えてしまってからというもの・・・ピックをあれこれ買ってしまっています。

ひとくちに「ピック」と言っても、いろいろあるんですね~。
ちょっと前までは「ティアドロップかオニギリ(トライアングル)か」「ハードかミディアムかシンか」って違いしか知らなかったんですが・・・素材などを追い始めるとキリがない。。。そして超楽しい・・・w

もし「れれ・・・?なんかいつもと音が違うぞ・・・」「今日はなんか乗らないなぁ・・・?」という時があったら、それはピックのせいかもしれません!
(あとは天候とかでも普通に音は変わると思うけどね)

というわけで、ピックの面白さをお伝えするついでに、僕が買ってみたピックも紹介させて頂きたく。

ピックは形状、厚み、素材で音が変わる!!

ピックのキャラクターを変える三大要素、それは「形状」「厚み」「素材」でしょう。

ピックの形状

まず形状。
速弾きの人はティアドロップ、そうでない人はトライアングル・・・みたいなところは誰でも知ってると思うのです。
(メタル派の人はティアドロップより小ぶりな「ジャズピック」を好む傾向にあるとかないとか)

僕は速弾きができないですし、どっちかっていうとコードストロークを多用したい人なのでトライアングルがしっくりきてます。
※そして3つの角が使える=3倍長持ちということでもトライアングルが大好きだったりするw

ただ、同じトライアングルといっても、ちょっとずつ形が違ってたりするんですよね。

より三角形に近い形のものもあれば、ほぼ丸みたいなものもありますし。

特にそのエッジが鋭くなっているものはシャープでバリッとした音になります。
逆にラウンドがかってるやつだとマイルドな音に。

なので、同じピックを使い続けていると先端が丸くなってきて・・・「あれ?このギター、こんな丸い音だったっけ・・・?」みたいなことになるわけですね~。

ピックの厚み

次に厚み。
大手メーカーのピックとかだと「T」とか「M」、「H」とかで書かれてるアレです。

TはTHIN・・・つまり薄いってこと。
MはMEDIUM・・・中くらい。

でもってHはHARDとかHEAVYとかだったと思います。
要は「厚め」ってことですよね。

Tはだいたい0.5mmより薄いぐらいで、Mだと0.7~0.8mmぐらい?
Hだと1mmとかそれ以上になってきます。

厚くなればなるほど、ややマイルドな重い音になる傾向にあるかなと。

逆に薄いヤツだとエッジが効いてるというか、ジャリンジャリンした音に寄りがちかな?

Hよりもさらに分厚い「Extra Heavy (XH)」というものもあります。

ピックの素材

基本的にピックは「プラスチック(合成樹脂)」で出来ています。

「セルロイド(ニトロセルロース)」製のヤツが一般的ですね。

でも中にはプラでも素材が違うもの、配合が違うもの・・・などが存在し、さらには動物の骨を使ってるヤツとか、カーボン、メタル・・・などなど変わり種もあるのです。

・・・これがハマるのよ、、、泥沼なのよ。

代表的な素材は以下。

プラスチック系

  • セルロイド、セルロン(ニトロセルロース)
  • デルリン、トーテックス、ジュラコン、デュラリン、スプリーム(ポリアセタール)
  • ウルテム、ウルテックス(ポリエーテルイミド)
  • アクリル、プレキシグラス
  • ナイロン(ポリアミド)
  • ビニール、PVC(ポリ塩化ビニル)
  • INFINIX
  • PPS(ポリフェニレンスルファイド)
  • トライタン(コ・ポリエステル)
  • ポリカーボネート
  • タスク

その他素材

  • アニマル系(べっ甲、牛骨、象牙 etc…)
  • ゴム、エラストマー
  • 金属
  • フェルト
  • 木、木の実

ピックの選び方・楽しみ方

ではそれだけ多くの種類があるピックをどう選んだら良いのか!?

僕は「アーティスト・メーカー」「見た目」「キャラクター」「価格」などを押して行きたいです!

アーティスト・メーカーで選ぶ

それこそ僕も学生時代は「布袋さんが好きだから」→HOTEIピック(Fernandes)、「INORANみたいなアルペが弾きたい」→イノランピック(ESP)・・・みたいな選び方をしておりました。押忍!

やっぱり自分が好きなアーティストが使ってるピックって、気持ちが上がりますからね。

しかもアーティストモデルって何気に侮れないんですよ、、、
なんか市販の一般的なヤツとはちょっと素材やらを変えてある気がすんのよね。

あとはギターのメーカーに合わせて・・・ってのもやりました。
「グレッチギターを買ったから」→グレッチピックとか。

Fender使ってる人はフェンダーピックを、Gibson使ってる人はギブソンピックを・・・って感じで。
これも何気に「最適化」とまでは言わないけれど、いい感じにできてると思うのです。

「ゼマティスが欲しいからゼマピック」とかもありですよね。

ただ、楽器メーカーはピックメーカーではないため、かゆいところに手が届かない仕様になってるかもしれない点に注意。

そう思うとピックに力を入れているメーカー(PICK BOYとか、CLAYTON、Jim Dunlop、Master 8 Japanなど)で選ぶのもいいと思います。

見た目で選ぶ

「見た目が可愛いから」「好きな色だから」とかでも選びたいですよね。
まぁ、その場合「使う」というよりも「集める」とか「飾る」という方に寄ってしまうかな?

個人的にはHEADAWAY GUITARSのピックとか、美しくて好きです。

あとなぜか惹かれちゃうのは「べっ甲柄」ね。。。
あれはいくつあってもいいですねw

Master 8 Japanのピックも高額だけど美しいんだよなぁ。

ピックコレクションをするのなら、ピックホルダーやピックアルバムも欲しくなりますね!

キャラクターで選ぶ

ギタリストにとって一番気になるのはこれですよね。

マイルドでローミッドな音が出したかったら先端が丸いピックにするとか。
ブライトでアタック感のある音が出したかったらナイロン素材にするとか。

これはもう説明を見ただけではわからない部分がありますので、もう色々買って試すしかないですね。
僕がいまここにいまして・・・本当に泥沼でクッソ楽しい状況に置かれております。

ただねー・・・結局のところ「オーバードライブかますとだいたい全部同じ音」だったり、「同じ素材でも弾き方、力の入れ方で全然音が変わってくる」っていうところがありますので・・・難しいところですw

価格で選ぶ

そうなってくると最終的にはセルロイドに落ち着く・・・みたいなところってありそうな気がするんですよね。

というか、どんなピックでも上手に使えるように自分のプレイスタイルが変わるのが先というか。。。

セルロイドなら価格も相当に安いですから、ガンガン使い倒していけますし、セルロイダーになるのが正解なのかな!

おすすめピックはサウンドハウスのオリジナルピックです。
とにかく優秀なのが「税込み20円」で買えるってコト。。。

厚みも0.5mm、0.7mm、0.9mmの3種類あります。(僕は0.7mmを愛用)

バンバン買って、バンバン使って、どんどんサウンドハウスの宣伝をしたらいいと思う。マジで。

※後日追記:30円に値上がりしてました!!

僕が衝撃を受けたピック!

参考までに僕が衝撃を受けたピックを紹介します。
これはみんな使ってみてほすぃ。。。

Master 8 Japan INFINIX-U

僕がピック沼にハマる原因となった一枚。
エッジの効いたバリッとした音がします。

これを使うとなんかちょっとギターがうまくなった気がするのよ。

価格設定はやや強気ですが、世界に誇れる日本のピックブランドとして僕は応援していきたいです。

本べっ甲ピック

タイマイとかいう亀の甲羅を使ったピック。
1枚あたり800円〜という高額ピックですが、一度使ってみたらその価格にも頷けると思います。

なんかピックが指に吸い付く感じがあるんですよね・・・。

音も硬すぎず柔らかすぎず、ちょうど気持ちええ感じ。

エラストマーピック

エラストマーという、ゴムみたいな素材のピック。
いろモン系と思って買いましたが・・・面白いです。

アタック感が全くといって良いほど無く、雑味がない感じ。
ピッキングがスムーズでめちゃ気持ちいいです。

ダンドレア・PRO PREC

マンドリンやベース用のピックとして紹介されていましたが、ギターでも面白い感じに使えます。

ピックの素材はわからないですが・・・1.5mmのぶ厚い樹脂系ピックで、エッジがやや丸くなってるんですね。
そのためなのか、出音がすごくハイ落ちした感じになって面白いです・・・!

他にもこの手のヤツって存在してるんですけど、このダンドレアのが際立って音の変化が楽しめました。

GRAPHTECH TUSQ

ナット界の超有名児、タスク。
Graphtech社が誇る100%人工素材の物質で、人工象牙なんて言われたりもしています。

サウンドは「クリスタル・クリア・ベル」と呼ばれるとてもブライトな音で、好みはわかれるもののキャラクターがハッキリしていて面白いです。

V-Picks

一見、ヴィックスののど飴と間違えそう(名前的にも)なブイ・ピックス。

2007年ぐらいでしたでしょうか。
突如登場したアクリル製のぶ厚いピックに周りのギター仲間も騒然としたものです。

ぶ厚いくせに使いづらさがないという、不思議なピック。

どこで買う?

さて、そんなピックですが・・・基本的に買えるのは近所の楽器店なわけですよ。

・・・が!!!

うちの近所には楽器店なぞないのです。
※楽器を取り扱ってるレコードショップはありましたが、、、バンドリピックしか置いてなかった。。。

そうなると頼るのはネット通販ということになります。
ただ、楽器店の通販だと10枚単位での販売になってしまって、なかなか気軽にあれこれ試せる感じじゃないんですよね。

トライアングルピックいろいろ詰め合わせ・・・とかやってくれたら嬉しいけれど、でもやっぱ自分で選びたいしなぁ。

というわけで、オススメなのはやっぱりサウンドハウスさんです。
ピック1枚だと送料がかかってしまいますが、記事執筆時点ではギターの弦を送料無料にしてくれていて、そこに同梱という形でピックを入れてもらうことができます。

・・・というか、そもそも2,000円以上の購入で送料無料なので、ピックをあれこれ選定してたらクリアできますね~。

もう一つおすすめはYahoo! Shoppingにお店を構えている「ピック商店」さん。
サウンドハウスさんよりはやや割高になりますが、こちらは発送方法を指定しなければ合計1,000円から送料無料で送ってくれます。

ピック商店で探す

自分でオリジナルピックを作る方法も・・・!

色んな素材があるのを知ってしまうと「こんな素材のものはないのだろうか・・・?」と気になってしまうもの。

たとえば僕だったら手元にあった段ボールとかクレカを使ってギターを弾いてみたりしましたw

学生時代の友人はそれこそ下じきか何かを自分で切って、やすって成形してピックにしてましたね~。

もし自分でピックを作りたかったら、ピック工場に依頼する方法もありますが・・・ピックを作れるピックメーカーなるものも世の中には存在しています。

「ピックパンチャー」とかで検索してみるといいかも。

これがあれば、ポリエチレンからポリスチレン、ポリプロピレンにポリウレタン・・・なんでもピックにできるわけですよ!!
「厚紙」とかでもいけるだろうし・・・、なかなか幅が広がりそうやでえ~。

ピック何に入れてる?

あとちょっとオマケ的なお話ですが・・・ピックってどうやって管理してます?

自分が普段使ってるヤツは1枚ならギターの弦とフレットの間に挿したり、複数弦に絡ませたりでどうにかなりますけど・・・あれこれ買っちゃうと「どこに置いておこう」「どうやって持ち運ぼう」っていう問題が出てきますよね。

僕は適当に100均で買ってきたブリキのカンカンがあったので、そこに入れてます。

もっとちゃんとしたヤツだと、ピックを作ってる会社などから専用のピックホルダーが出てますので、それらを導入するのも良いかと!

だいたい一緒にピックが数枚付いてるので、それもまた楽しいですよね~。

追記:100均ジュエリートレイがたまらん

100均のジュエリートレイでピックを飾り収納する!

おわりに

ピック・・・おもしろいです。楽しいです。

ネットショッピングで地道に探していくのもいいですし、他の人が超絶オススメしてるピックとかも気になりますよね。
わざわざ「ワイは〇〇ピック一筋なのでこのピックは合わなかった」みたいなことが書かれている通販のレビューを見ると、即チェックしちゃうw

いままで見向きもしなかったピックを探して見ると面白いですよ!!

僕もオニギリ型ばっかり探してたけど、次はもうちょっと違う形のピックにも目を向けてみよっと。

追記

そうそう、言うてもピックだけでそこまで超絶音が決まるということもなくて。
たとえば弦が新しいか古いか、ラウンドか否か、ゲージがどうか・・・とかでも全然違ってきますし。

なんだったらちょっといいギターの方がピックのキャラクターもよく出るような気がします。
安いギターだとどれ使ってもあんまりかわらないような・・・プラシーボ・スパシーボ。。。

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